HSP/HSC(繊細さん)

もし、我が子が不登校になったら ~小1プロブレム、陥りやすい子供のタイプ~

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実は、夏休み明けから学校に通ってない。

久しぶりに会ったとあるお母さんから突然の告白。

えっ?

と一瞬大きな声を上げてしまいました。

息子と同じ習い事をしている1歳年上の男の子。

不登校は昔に比べて増えているとは聞いていましたが、こんなに身近にいるなんて…。

今回は、子供の不登校についてのお話です

小1プロブレムとは

不登校について調べていくうちに小1プロブレムという言葉を知りました。

小1プロブレムとは、小学校入学時に生じる様々なトラブルのことで、その多くの原因は幼稚園・保育園などと小学校の間の段差と言われています。

具体的には、

集団行動がとれない

椅子に座って長時間授業が受けられない

学校と言う場所にそもそも馴染めない

嫌いなものが出る給食が嫌

一斉授業(皆で同じことをする)になじめない

という事があげられます。

小1プロブレムを持つ児童が多くなると、正常に授業を進行できなくなることもあるようで、この「小1プロブレム」は近年問題視されいるそうです。

長期休み明けの不登校

不登校になる時期としてよく言われるのが、GWや夏休みなどの長期休暇の後です。

今回お話をした息子の友達も、夏休み明けから

「学校に行かない」

と急に不登校になったそうです。

新社会人でも、「5月病」という言葉がありますよね。

今までとは違う環境に身をおき、それに順応しようと努力してきたけれど、知らないうちにストレスが溜まって来て、休みが明けると学校や会社に行けなくなってしまう。

大人でもあるんですから、まだ6~7歳の子供にない訳はありませんよね。

小1プロブレム、原因は学習面よりも生活面

小学校に入学する前と後では、児童が不安に思っていることにも変化が出てくるそうで…。

入学前は通学や勉強に対して不安を感じることが多く、入学後は給食や友達について不安を感じることが多いのだとか。

「小学校は幼稚園とは違って、勉強するところだから頑張らないと」

と親に言い聞かせられて入学を迎える児童の中には、学習面での不安をもって入学してくる子も多いようです。

年長さんになると「平仮名の読み書きくらいできないと」、「時計ぐらいは読めないと」と親が焦って先取り学習をさせることも、児童が学習面に不安を抱く原因となるそうです。

しかし実際のところ、入学してしまえば学習面でつまずくことは少なく、その変わりに生活面でつまずく児童が多いのだそうです。

親と一緒に登下校ができないのが不安

椅子に座って授業を受けることが苦痛

給食で嫌いなものが出るのが嫌

などがその具体的な内容です。

小1プロブレムに陥りやすい子

気持ちの優しい子

感情表現が苦手な子

こういう子は、小1プロブレムを引き起こしやすいそうです。

普段から気持ちをためこまずに、友達や先生、両親に言葉や態度で表現できる子ならいいのですが…。

表面的には物分かりが良くいわゆる「良い子」が突然不登校になったり体調を崩してしまうというのはよくある話だそうです。

これも一つの

うちの子に限って…

ですね。

うちの子は物分かりが良い子だから心配ない

と思っている方は案外危険かもしれません。

我が子が不登校にならないために

不登校はもはや珍しい事ではなくなったけど、できることなら毎日元気に登校してほしい。

親なら誰しもそう思うはずです。

我が子が不登校にならないために、小学校前からできることを考えてみました。

①小学校は勉強するところではなく、楽しい学びの場だと伝える

「小学校は幼稚園とは違うのよ」、「小学校になったら勉強を頑張らないとね」こればかりを伝えたら、きっと私の息子は不安になってしまうでしょう。ただでさえ、HSC(繊細さん)なんですから。小学校に入ったら、色んな事を学べるよ。ひらがなや漢字が分かると読める本の数も増えるし、足し算ができたらお菓子を買う時に便利だよ。と言う風に、「勉強するとできることが増えて楽しい」と言う伝え方をしていこうと思います。

②登下校の不安を無くす

今まで親が送迎をしていた幼稚園とは異なり、子供(達)だけで登下校をするようになります。私の住むマンションには来年小学校へ入学する子供が数人いるので、しばらくはマンションのエントランスに待ち合わせをして皆で登校させる計画をご近所さんと話し合っています。とはいっても、我が家から小学校は子供の足で3分ほど、登下校よりもエレベーターやオートロックの操作方法の方が心配なので、何度か練習してみようと思います。

③給食の不安を無くす

息子の通う幼稚園では、週に2回がお弁当であとは給食です。息子は好き嫌いが多く偏食気味なのですが、今でも「嫌いなものは全部残した~」と平気な顔で報告してきます。小学校に通うママさんの情報だと、昔のように「好き嫌いせず全部食べなさい」ではなく、「嫌いなものは無理して食べなくても良い」という方針らしいのであまり心配してないのですが、嫌いな食べ物は克服した方が良いとは思うので、一口チャレンジ(まず一口食べてみる)を実践しています。

④時計を見ながら生活するように心がける

小学校に入ると、時間に合わせて授業が進んでいきます。「△時になったら〇〇をする」という意識づけをしておくことで、タイムスケジュールに沿って生活することに慣らしておきたいと思います。息子は、〇時、〇時30分、の2通りは時計を読めるので、スケジュールを伝える時はまだこの2通りだけ。「〇時になったから、でかけるよ」ではなく「〇時になったから出かけるから、〇時になったらママに教えてくれる?」と言う声掛けをするようにしています。「ママは忙しいから、僕が時計を見ておいてママに教えてあげないと!」というちょっとした責任感を持たせる作戦です。

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どんな子供でも不登校になる可能性がある

色んな対策をしていても、不登校は突然やって来る、

かも知れません。

突然やってきた我が子の不登校に対して、

「まさか、うちの子が…」

と思うよりも

「ああ、うちの子にもやってきたか」

と思える方が、親にとっても子供にとっても良いと思います。

その後の対応も落ち着いてできるし、親がパニックにならずドンと構えていると子供の気持ちも前向きになりやすいものです。

入学前から過剰に心配する必要はないですが、

どんな子供でも(自分の子でも)、不登校になる可能性がある

と思っておくことは大事だと思います。

今回、ふとしたきっかけで考えることになった子供の不登校問題。

知識の一つとして、そしてもしかしたら自分も直面するかもしれない問題として受け止めたいと思います。

小さなお子さんを持つママさんたちに、少しでもシェアできたら嬉しいです。

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