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HSPの人の「ママ友との付き合い方」 vol.3 ~ママ友社会から身を守るために知るべき3つのこと~

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ママカースト、それは小説より奇なり

一度深みにはまったら、二度と抜け出せない底なし沼のようなママ友の世界…

この底なし沼から脱出するには

「最初から沼には入るな!」

と前回書きましたが、具体的にはどうしたらいいの?

と思った方も多いはず。

今回は、そのなし沼から身を守るために知るべき3つのことについて紹介します。

ママ友を作る心理を理解する

そもそも、なぜママ友グループはできるのでしょうか。

ママ友を作る心理…。それは、

女子中高生が「群れ」を作る心理、そのものです。

特に、男女共学ではなく女子高では、この「群れ」が顕著に表れますよね。

休み時間や放課後に一緒に過ごすのはもちろん、トイレにまで一緒に行く…いわゆる「連れション(はしたなくてごめんなさい)」。

皆さんも心あたりありませんか。

この、女子高生が群れる心理…。実は日本の教育とも深いかかわりがあります。

日本では、幼いころから家庭や学校において、集団行動協調性を重んじる教育がなされてきました。

「出る杭は打たれる」

ということわざもありますよね。

幼稚園でも、「みんなと仲良くしましょう」と必ず言われますよね。

みんなと仲良くしている大人なんて、私は見たこともありませんが…(笑)。

今でこそ「個性を大切に」と個を重んじる教育に変化しつつありますが、現代のママさんたちが子供だった頃、今から20~30年前は「みんな一緒に」の教育でしたよね。

私は、若かりし頃2回の海外留学の経験があるのですが、「個」を大切にする欧米社会において、この「みんな一緒」の価値観になんども苦しめられた経験があります。機会があれば「さわこの留学体験記」でも書いてみたいと思います。

さて、話を戻して、この集団行動協調性を重んじる教育を受けた群れエリートの私たち、無意識に群れることが当たりまえという認識が刷り込まれています。

そのため、「一人ぼっちで友達ができなかったらどうしよう…」孤独になることへの恐怖心から、自分の本心を隠してまでまわりの人に合わせようとしまうのです。

特に、自尊心が低くプライドの高い人ほど「認められたい」という欲求が強く、結果として孤独を回避するために集団で行動し、その中で自分の位置を確立していくという傾向が強くなります。

幼稚園や保育園の主役は子供たち

日本人が群れる心理を理解したところで、今度はそもそも幼稚園や保育園は何のためにあるのか考えてみましょう。

幼稚園や保育園で一定の時間子供を預かってもらうことで、働くママさんは、安心して仕事に専念することができます。

そういった意味では、幼稚園は保育園は働くママさんにとっては無くてはならない場所、仕事を続けるためには必要な施設です。

しかし、幼稚園や保育園とは

小学校入学前に、子供が初めて通う集団生活の場であり、年齢に相応しい適切な環境を整え、心身の発達を助長するための教育施設です。『Wikipediaより』

幼稚園や保育園の主役は子供たちであり、子供たちの心身の発達を促すために存在するということを忘れてはなりません。

私は、子供の健全な心身を発達を促すうえで、親同士の関係はあまり関係ないと思っています。

子供は、自分と波長の合う友達を自分で勝手に見つけてきます。

もちろん親同士が仲が良かったから、自然と仲良くなったという例もあります。

私自身も、親同士がご近所さんで仲が良く、その結果一緒に遊ぶようになった友人、いわゆる幼馴染がいます。

しかし、これがまた不思議なもんで「決して気が合う」友人ではないんですよね…(笑)。

友人関係ではなく、親戚のような感覚…とでも言うのでしょうか。「ご近所でなかったら、絶対仲良くなってないよね」と今でもお互いに言い合っています。

子供は、初めて家庭から出て集団行動を行う幼稚園や保育園という場所で、色々な環境で育った色々な性質を持つ子供たちと出会い、喧嘩をし、仲直りし、ためには一緒に怒られながら友情を育んでいきます。

そこには、親の社会的地位や価値観、見栄やプライドは、まったく介在しないのです。

子供たちは、子供たちの感覚で、子供たちの世界を作り上げていきます。

『幼稚園や保育園の主役は、あなたの愛する子供たち』なんです。

ママ友作りよりも大切なこと

子供が主役の幼稚園(保育園)、素敵な響きですね。

当たり前だけど、当たり前のことをするって、結構難しいですよね。

理解してるけれど、行動が伴っていないママさんたち、結構いらっしゃるような気がします。

もし、私のことかも?と思ったママさん、

「私は、愛する子供のマネージャー」

と思ってみてください。子供は、これから世の中で活躍が約束されている俳優の卵だとします。

小説家やミュージシャンの卵でもいいと思います。

「この金の卵の類稀なる才能を、いかに潰さずに、この子らしく表現させていくかは、マネージャーの私の腕にかかっている!」

そう思うと、おのずと行動が変わってきませんか?

ママ友と群れて、ランチ会の誘いを断れず、子供ためだと自分を押し殺してまでまわりに合わせた結果、ストレスから子供にあたってしまっては、本末転倒ですよね。

ママ友作りよりも大切なこと、それは

子供が安心して、自分の才能を発揮できるように、周りの環境を整える。

ということです。

でも、ママさん同士の繋がりも、周りの環境を整えることになるのでは…?

という方がいるかもしれません。

それは、間違いではありません。

しかし、ここでいうママさん同士の繋がりとは、ママ友同士でのランチ会などの園外での交流ではなく、園内での交流のことです。

運動会や発表会などの際に、ママさんが準備や進行のお手伝いをすることがありますよね。

その時は、子供が楽しめるように、そして練習の成果を思う存分発揮できるように、ママさん同士が協力すればいいのです。

普段はとにかく見守る。ここぞという時にだけ手や口を出す。

私が気を付けていることは、この2つ

走り掛けのミュージシャンが、自分の歌を売りたいばっかりに道を踏み外しそうになったり、曲がかけなくてスランプに陥ったりした時は、そっと手を差し伸べる

それが、金の卵を育てるマネージャーの仕事だと私は思うのです。

親にできることなんて、たかが知れているのかもしれない、最近そう思うことが増えました。

息子はまだ5歳なのに…です。

少し寂しいけど、それが現実。

そして、それは子供が少しづつ成長している証拠なのかもしれません。

まとめ

日本の教育によって、無意識に「群れることが当たりまえ」という意識が刷り込まれた私たち。

それが、孤独になることへの恐怖心を生み、自分の本心を隠してまで人に合わせようとしまう…。

また、自尊心が低くプライドの高い人ほど「認められたい」という欲求が強く、結果として孤独を回避するために集団で行動し、その中で自分の位置を確立していくという傾向が強くなります。

しかし、

幼稚園や保育園の主役は子供たちであり、子供たちの心身の発達を促すために存在する

ということを、私たち親は今一度認識しなければなりません。

親同士の付き合い方や、親の社会的地位や価値観、また見栄やプライドとは関係のないところで

子供は、自分と波長の合う友達を自分で勝手に見つけ、自分の世界を作り上げていくのです。

親である私たちは、

子供が安心して、自分の才能を発揮できるように、周りの環境を整える。

普段はとにかく見守る。ここぞという時にだけ手や口を出す。

というスタンスでいることに徹する。

私たちは、あくまで金の卵(愛する子供)を世に送り出す、マネージャーでしかないのです。

子供たちが道に迷ったり、スランプに陥った時には、じっくり話を聞き

「いつでもママはあなたの味方だよ。」

と、ただ傍にいてあげる

それが、本来の親の姿なのではないかと思うのです。

 

1.群れない

2.主役は子供

3.親の役目は、環境を整え、そして見守ること

ママカーストから身を守るために知るべき3つのこと、いかがでしたか?

 

世の中には、色々な価値観を持った方がいます。

この投稿を読んで、納得する方もいれば、しない方もいるでしょう。

でも、それが、世の中というものです。それで、いいんです。

十人十色

みんなちがって、みんないい ~金子みすゞ~

ですね…。

この投稿が、誰かの暗闇を照らす光となりますように…。

最後まで、読んでいただいて嬉しいです。

ありがとうございました。

 

繊細さわこのひとりごと

「住人十色」~家の数だけある 家族のカタチ~

MBSテレビの番組です。日本中のちょっと変わった家が出てきて、好きなTV番組の一つです。インテリアが好きな方、必見です。

MBSテレビ 毎週土曜日 17:00 ~ 17:30

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