息子を産んで母親になったのは、今からちょうど6年前のことです。
当時私は、30代半ば。今より体力も気力もありました。
あれから6年、今まで経験したことのない環境で、人生で一番イライラして、だけどイライラしたのと同じくらい幸せな時間も過ごしてきたんだなと思います。
もうすぐ息子の6回目の誕生日がやってきます。そんな節目の時期にふと振り返ってみたら、私も随分変わったな、と思うことがありました。
今回は、「親になって変わったこと」についてのお話です。
一番変わったと思うこと
母親になって変わったと思うことは、大きく2つあります。
一つ目は、おおらかな性格になったこと
二つ目は、自分の幸せを考えるようになったこと
です。
もうスリッパなんて一つで充分、な生活
私の母は、片づけが苦手な方です。瓶を開けたら締めない(というか、締め方がゆるい…)、電気をつけたら消さない、典型的な「やりっぱなし人間」です。
そんな環境で育った私は、反面教師なのか、結構「きっちり派」というか、子供を産むまでは「やや潔癖症」よりな生活を送っていました。
たとえば、家には常にスリッパが二つあって、お風呂上り用と、それ以外で使い分けていたとか、お風呂に入った後に外に出たときは、帰宅後に足だけ洗っていた、とか…。
この、スリッパ使い分け問題、私の中では普通のことだったんですが、友人に「それって結構、潔癖だね」と言われて、初めて自分が神経質なのかもって思ったことがあります。
しかし、母親になったとたん、
そんなことやってられなくなった!
スリッパを履きわけるなんて、夢のそのまた夢…。今では冬でも裸足生活をしています。
裸足は気持ちがいいし、健康にも良い!なんて、今では笑って言えるようになりました。
スリッパだけでなく、色んな事に対して「おおらか(ガサツになったのか…)」になって、良い意味で「諦め」も早くできるようになった気がします。
そんなに拘らなくても、結果はそんなに変わらないじゃん!
と思うことが増えて、生活の中で「あれをやるすべき、こうあるべき」、〇〇べき病が改善してきたような気がします。
〇〇べき病が軽くなると、生きづらさが軽減するんですよね。
私は、典型的なHSP(繊細さん)、息子のおかげで、色んな固定観念を崩せたのです。
まずは自分の環境を整えなきゃ、やってらんねえ、な生活
もう一つは、自分の環境を整えることの大切さに気付きました。
ここでいう自分の環境を整えるとは、規則正しく栄養バランスの取れた食事をすること、
とかではなく、自分が心地よいと思える時間を少しでも増やす、といういみです。
新生児の時期って、本当にママは大変。曜日感覚も時間の感覚すらも薄れていきます。
二時間ごとに起こされ、ウトウトして目覚めたら外は薄明り、「早朝なのか、夕方なのか?」的な生活を一年以上続けなければなりません。
友人も含め、「もうあんな生活は絶対できない」って口をそろえて言ってます。
そんなサバイバル生活の中で、心身共にボロボロになった私、
このままでは、母子ともに行き倒れする!
と、私の中の生命維持装置が作動したのは、息子がちょうど6か月くらいの時だっでしょうか。
私の住む地域では、火曜日と金曜日がゴミ出しの日で、よる12時までにマンションのごみ出し場までもっていくようになっています。
その、週2回のごみ出しの日を「ママが私に戻れる時間」にすることにしました。
夫の帰宅時間は日によって違いますが、ごみを出してからそのまま1~2時間外に出て一人の時間を確保させてもらうことにしたのです。
ここで、ひとつ自分に約束したのは「必ず一人時間を作る」ということ。「今日はいいや…」と思っても、一人時間の義務付けを行うことで、強制的に一人になることにしました。
以外に、これが効果テキメン!
ごみ出しとセットになっていることで、必ず外には出るし、一度外に出ればこちらのもの。
近くのマックで100円コーヒーを飲んだり、24時間営業のスーパーで大好物なチョコを買い占めたり、私のおひとり様時間は日を追うごとに充実したものになっていきました。
その間に、息子が泣いたりしたこともあったでしょう。でも、これって夫に育児をさせる絶好チャンスだったと思います。傍にママがいると、甘えてしまうのがパパの習性…。
そちらさん(夫)にも、「育児の義務付け」を行ったのでした(笑)。
その「おひとり様時間」のおかげで、子育てに対するイライラも少しづつ減っていき、夫へ八つ当たりすることも少なくなっていったような気がします。
自分第一主義について考えてみた
自分軸を持つ、
最近耳にすることが多くなった気がします。
自分軸を持つこと、私なりに解釈してみると、
世の中のしがらみ、見栄や固定観念をそぎ落として、自分の人生において大切なことだけに拘って生きていくこと。
という風に感じます。
これって、色んなぜい肉を落として、骨と筋肉と必要な分の脂肪だけ残すこと、ダイエットに似てませんか?
余計なものが付いてない体は、身軽で健康で長生きできそう。
自分軸で生きていけたら、心身共に健康で、これまた長生きできそう。
自分第一主義、
私の人生の目標です。
HSP(繊細さん)の気質を持って、常に周りのことを気にして生きてきた私がたどり着いた人生の目標、「私の人生、私が一番で何が悪い!」と思っていきてますよ(笑)。
今日も、大好きなはちみつレモンで、体と心を満たして、一日をスタートさせます♪
繊細さわこのひとりごと
スピリット、気づきはいつも、息子から
~さわこのなんちゃって俳句(季語無し)~
子供は自分軸の塊、息子はいつも5秒先のことしか考えてません。でも、それって大人が忘れちゃった「ハッピーに生きるコツ」なんですよね☆