本当は、女の子が欲しかった…。
私は6歳の息子を持つ母です。
本当は、女の子が欲しかった…。とは、思ったことはありません。
でも、妊娠するまで「女の子を育ててている自分」しか想像できませんでした(笑)。
根拠のない自信、とでも言うのでしょうか。
「自分は女の子を授かる…」
と思い込んでいたのです。
今回は、希望の性別の子供を授からなかったママへ向けて思うことを書いていきます。
Contents
産み分けは本当に可能なのか
性別はどうやって決まるのか
人間の細胞には対となる23本の染色体があります。
そして、胎児の性別の決め手になるのは、精子が持っている23番目の性染色体の種類です。
生物の授業で習う、あの女性はXX、男性はXYというやつですね。
女性はX染色体が2つで「XX」、男性はX染色体とY染色体の「XY」で性別が決定されるわけです。
産み分けは可能なのか
ではこの性別、妊活中に「産み分け」をすることは可能なのでしょうか。
アメリカで実施されているマイクロソート法によれば、70~90%の確率で産み分けが可能である。~Wikipediaより~ そうです。
この70~90%という数字、皆さんはどう感じますか?
私は、思ったより精度が高いな、と思いました。
ただ、これはアメリカでのみ実施されていると言うことで、日本では「産み分け」自体を好まないカップルも多いのではないかと思っています。
日本では、「産み分けゼリー」などが一般的ですよね。
「無事に生まれれば、どちらでも…」
と、よく耳にしませんか?ま、私もよく言ってました(笑)。
私が「産み分け」をしなかった理由とその結果
私は、結婚した年に息子を妊娠しました。
先ほど「女の子を育てている自分」しか想像できなかった、と言いましたが
正確には、それは妊娠する1か月前頃までの話です。
実際に妊娠する直前には
「男の子だったら、楽しいかも」
と、思い始めていたんです。それは本当に不思議な話で、35年間生きてきてずっと女の子が欲しいと思っていたのに、急に「男の子」という存在がムクムクと膨れてきたのです。
35歳という年齢のこと、そして当時は子供は2人産む予定だったことから、私は「産み分けはしない」ことを決めました。
結果、授かったのは男の子。
まだ、細胞にもなってない我が息子が「僕を生んだら楽しいよ」とメッセージを送ってくれていたのかも知れません。
男の子で良かったこと、不安なこと
ここでは、メリット&デメリットという言葉は相応しくないと思うので使いません。
私の独断と偏見ですが、良かったと思うこと、この先不安に思うこと、として話したいと思います。
異性で良かったと思うこと
①新しい世界を見せてくれる
小さいながらも、男の世界を見せてくれます。昆虫、魚、重機、電車などなど。私は40代になって初めて、T-REXがティラノサウルスのことだと知りました。恥ずかしながら、別の恐竜だと思ってたんですよ(笑)。夏にはイモムシから蝶を育てるのが恒例になりました(汗)。この年にして、毎日が勉強…実に刺激的な日々を送っています。
②男の子は単純!HSCでも、単純!
まわりの女の子と比べたら、(私の子にしては)息子は単純!息子は、HSC(まわりと比べて敏感な子供)の気質を持っているので、とーーーても単純!な部類には入りませんが、HSP(繊細さん)ど真ん中の私と比べると実に単純&明解です。
③お金がかからない!
これは、価値観の問題かもしれませんが、もし息子でなく娘だったら…。おそらく、洋服や習い事にもっとお金をかけていただろう私…。息子の服は、9割方おさがりで賄ってます。娘だったら…七五三、成人式には張り切って着物を新調する親バカな私が目に浮かびます。
④両親に男の子の孫を見せることができた
これも、個人的な「男の子で良かったこと」ですね。私には4つ年の離れた姉がいるのですが、姉には娘が3人。私が男の子を生むことで、両親に「初男孫」を見せることができました。
異性でこの先不安に思うこと
①思春期の取り扱い方が分からない
これはもう、夫に任せようと思います。中2病、思春期に起こる心の変化や身体の変化。大人になるために必要な工程ですが、男の子の繊細で微妙な気持ちは想像することができません。でも母ちゃん、仏のような心で見守る覚悟はできてるよ。
②老後問題
老後の介護をしてほしい、とかではありません。娘だったら、大人になったら女友達として一緒にお茶したり買い物したり、いわゆる女性同士の付き合いができたかなー。という意味での老後問題です。
③息子孫より、娘孫問題
息子のお嫁さんの産んだ孫より、実娘の産んだ孫の方が距離が近い…。というのは、現実問題としてあります。やはり、嫁と姑の距離は、どうしたって実の母と娘の距離よりは長くなりますよね。
結局のところ…思うこと
男の子で良かったこと、逆に不安なところ、書いては見たものの…
結局のところ、私の息子は男の子。
あえて、「男の子で良かった」とはいいません。
それは、女の子を育てた経験がないから。
経験してないことを比較することなんて、人間出来るものではありません。よね?
でも、男の子を授かったことで、私の世界が広がったということは言うまでもありません。
私は、幼いころから「女の子らしい」と言われる方で、それが嫌でスカートをまったく履かなかった時期もあります。
今でこそ「女は楽しい♪」と思えるようになり、花柄ワンピースだって(40代ですが…)着るようになりましたが…。
そんな、女性を受け入れた私に「いやいや、男の世界も捨てたもんじゃないぞ~」と…
息子は、そんな私への神様からのギフトだったのかも知れません。
私の人生には、女の子ではなく、男の子を育てるという道が必要だったのだと思います。
子は親を育てる…。息子よ、日々ママは育ってますぞ。
大切なのは、今ここを生きること
もし、女の子だったら…、もし、男の子だったら…、もし、兄弟がいたら…。
私たちは、ついつい。もし、〇〇だったら…。と想像してしまう生き物です。
でも、過去は変えられない。変えられるのは未来だけ。
私たちは、過去を受け入れ、現実を受け止め、そして今を生きる。
「今」私は、何を感じているか、何が好きなのか、何が嫌いなのか、何をしたいのか。
ちょっと立ち止まって「自分の心の声」に耳を傾けてみましょう。
あなたの心は何と言ってますか?
「今ここを生きる」
「今」の積み重ねが「未来」です。
繊細さわこのひとりごと
公介と一緒に夢の舞台で、~中略~2人で戦えたことが幸せでした。
~東京五輪2020 水泳 瀬戸大也選手のインタビューより~
瀬戸大也選手と萩野公介選手は、小学生のころからのライバルだそうです。前回のオリンピックからの5年間、それぞれどん底を味わった2人。お互いに切磋琢磨するライバルであり、気づけばそこにいる親友でもある。友情は人を強くする。お二人の泳ぎきった後のすっきりとした表情に感動しました。