老後の資金がありません。
という映画、ずっと見に行きたくて、やっとこさ見てきました。
老後資金だけでなく、現代の問題がてんこ盛りにされていて面白かったです。
今日は、映画に見る現代社会の問題点に迫る!
今回は、そんな(大袈裟ではないけれど…)お話です。
映画にまでなっちゃった!老後2000万円問題とは?
老後2000万円問題
この言葉、独り歩きを始めてからしばしの月日が流れております。
年金の平均支給額と、実際の生活費には約55000円の差額(マイナス)があって、30年老後生活があると仮定すると、
55000円×12か月×30年=1980万円
という計算式から、
老後は1980円(約2000万円)が不足する
という訳だそうです。
実際のところ、年金額や生活費は人によってそれぞれですから、老後2000万円と言うのは人によっては1000万問題や5000万円問題になったりするのですけれど…。
お国様が、「老後2000万円問題」なんて発言したら、右にならえの私たち日本人は、そりゃビックリするというのが筋というもんです。
「マネーの学び」というテレビ番組を見ていたら、2000万円問題は無くなった、なんて言ってました。
原因は、コロナ禍で出費が減ったこと、だそうです。
そうです、出費を少なくすれば不足額も少なくなる、当たり前なんですけれどね。
毎月の不足額が3万円だったら1080万円問題、毎月の不足額が15000円だったら540万円問題になるってことです。
要するに、年金をいくらもらって、いくら消費するか、の問題なのです。
お金がないなら質素な暮らしを、それが嫌なら今から貯金に励め、という事なのでしょう。
我が家の老後をシュミレーションしてみたら
我が家の老後の不足額は、1200万円~1300万円といったところです。
夫婦二人の介護費用と引退後の旅行費まで含まて、です。
老後いくら必要かを確認する方法は以下の通り。
①老後期間を設定する
②老後の生活費を予算する
③年金支給予定額を確認する
④「③年金支給予定額」-「②老後の生活費」=「不足額」
①~④で確認できます。
詳しく知りたい方は、老後の生活費を予想してみた、をご覧くださいね。
お金をかけない生活を楽しめる人の共通点
老後資金がありません、と言う映画。
「老後は2000万円必要ですよ~」という評論家の言葉を聞いた主婦が、
「うちには700万円しか預金がないのに…」
と言うところから物語は始まります。
2000万円には程遠い預金額なのに、義父の葬式代、義母への仕送り、夫婦揃って失業、名家の息子と結婚すると言い出す娘…、これでもか!と言うくらい事件が発生していきます。
700万円あった預金も、あれよあれよという間に300万円に…。
現実では、同時にたくさんの問題が発生することは稀だと思いますが、どの問題も今の時代を反映しているものばかり…。
切実で深刻な問題が実にテンポよくコミカルに描かれていて、ところどころにクスっと笑ってしまう要素が盛りだくさんでした。
見終わったら、
2000万円なんてなくても老後は楽しく過ごせるかも!
っと思わせてくれる映画でした。
ちなみに…
映画開始直後に700万円だった預金額は、途中で300万円まで激減しますが、映画の最後には1300万円まで増えています。
それは、夫婦の考え方が変化し生活スタイルを変えたから、でした。
これ以上は、ネタバレになるので気になる方は映画を見てみて下さいね。
さて、映画の後考えたこと。
お金が無くても幸せな人の共通点についてです。
この映画においては、
家族の仲が良い
という事でした。
家族の仲が良ければ、毎日の生活の小さな出来事に感動し、日常を楽しむことができる。
いわゆる、
幸せのハードルが低い
ってやつです。
そんな家族になれたら、老後問題は半分くらい解決しているのかも知れませんね。
私の幸せは、私が決める。
時々、忘れてしまっては慌てて自分に言い聞かせる言葉です。
あなたの幸せは、あなたが決めるもの。
お金があっても不幸は人は沢山います。
お金があっても幸せ、お金が無くても幸せ。
そんな世の中が来ることを願って…。
繊細さわこのひとりごと
いつだって、主演女優は、この私
~さわこのなんちゃって川柳~
たまにダブル主演なんてこともありますが、基本的には「舞台に主役は一人」でいいと思っています。それぞれの人が、それぞれの舞台の主演を演じ切って欲しい、そう思います。