老後の計画

老後2000万円問題は、投資で解決! ~4%ルールがあなたの将来に光をくれる?~

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安心して老後生活をおくるには?

2000万円必要なんでしょ?

様々な情報が、私たちを翻弄しています。

老後の資金がありません。

と言う天海祐希さん主演の映画が10月に公開されるようです。

映画が製作されるなんて、「老後資金」は世の中の大きな関心ごとの一つなんでしょう。

ちなみに、我が家の老後資金を予算してみたところ、夫婦で1200~1300万円準備しておけば、最低限の生活はできそうなことが分かりました。

今回は、老後資金の考え方についての話しです。

2000万円、投資信託なら1200万でいい

2000万円の出どころ

老後2000万円問題は、どこからやってきたのでしょう。

この数字は、総務省が行った「家計調査」結果をもとに算出されたものです。

老後2000万円問題

①高齢夫婦無職世帯の平均収入:209,198円/月

②高齢夫婦無職世帯の平均生活費:263,717円/月

③毎月の不足額(②-①)=54,519円(≒55,000円)/月

④年間不足額(③×12か月)=660,000円

⑤老後不足額(④×30年)=19,800,000円

【条件】

夫65歳と妻60歳、夫婦ともに無職で、老後期間は30年と設定

~総務省の「家計調査(2017)」~

これが、老後2000万円問題の出どころです。

詳しくは、下記の記事老後2000万問題を考えるをご覧ください

老後2000万問題を考える ~本当に必要なのはいくら? 自分の現在値から未来値を知る大切さ~老後2000万円問題 数年前に、日本中を不安にさせたこの言葉。 もはや懐かしい言葉、なのにまだまだ不安な人が多いのも事実。 ...

この調査結果から出された2000万円と言う数字。

あなたの老後には当てはまりそうですか?

私には、当てはまりませんでした。

最低限の移住食を確保した上で、ささやかな楽しみを持って暮らす

と言うのが、私の老後の目標です。

その目標を達成するには、私たち夫婦には1200~1300万円ほど必要です。

もちろん2000万円準備できれば、その分やれることや息子に残す遺産もできるとは思います。

ので、最低限1200万円、可能であればもう少し、と言う感じです。

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投資で老後資金を準備するメリット

もし、あなたの老後に必要な資金が2000万円だったら?

どうやってその資金を作る予定ですか?

私の資金の作り方は、

投資信託で老後資金を作る

です!

厳密には投資+預金ですが、ここでは投資信託だけで資金をつくことを前提に話を進めていきたいと思います。

なぜ、投資信託がいいのか?

それは、

1200万円分の投資信託は、2000万円の預金と同じくらいの老後資金に匹敵するから

です。

そんな夢のような話し、あるんです。

4%ルール

と言う言葉を聞いたことがありますか?

F.I.R.Eを目指している方、投資をしている方ならほぼ皆さん知っているのではないでしょうか。

4%ルールとは、年間の支出の25倍の投資資産を持っていれば、それを年利4%で運用することで、生活費をその利益で賄えるという考え方のことです。

例えば、年間400万円の生活をするのであれば、1億円を年利4%で運用すれば、その利益で生活できる、という事です。

※F.I.R.Eとは、「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」の頭文字をとったもので、経済的に自立した早期退職のこと

私は、この4%ルールを「老後生活」に当てはめてみることにしました。

老後生活と4%ルール

総務省の「家計調査(2017)」によれば、老後生活の毎月の不足額は約55,000円です。

年間で66万円、30年間で1980万円です。

4%ルールを当てはめると66万円の25倍、つまり1650万円あれば老後は安泰という事になります。

つまり、2000万円必要ならば1650万円分の投資信託を持てばいいってこと?

いいえ、実はもっと少なくていいのです。

それは、

私たちの目指す老後は、若者が憧れるFIRE(早期退職)ではないからです。

人生を全うしたとき、老後生活は終止符を打ちます。

1650万円の資金をキープする必要がないという事を考えれば、1650万円よりももっと少ない金額でも充分老後の資金になり得るということです。。

2000万円を預金で準備して、65歳から95歳まで30年間の老後生活をおくると仮定します。

5.5万円(毎月の不足額)×12ヵ月×30年=1980万円

あなたが95歳になった時、口座に残っているお金はわずか20万円です。

もし100歳まで生きたら、資金は完全にショートしてしまいますね。

でも、もし投資信託を4%で運用し続け、それを毎月5.5万円ずつ取り崩しながら生活をした場合、30年後の残金(投資信託の評価額)はどうなるか?

セゾン投信シミュレーションを利用して、試算してみました。

【老後資金シミュレーション結果】

条件:年利4%、取り崩し額55000円/月

取り崩し開始時の評価額→30年後の評価額

2000万円→2718万円(4698万円)

1500万円→1096万円(3076万円)

1400万円→772万円(2752万円)

1300万円→447万円(2427万円)

1200万円→123万円(2103万円)

1100万円→87歳で0円(1782万円)

※()の数字は、30年間で取り崩した合計金額(1980万円)に30年後の評価額を足した金額です。投資ではなく預金のみで老後資金を準備すた場合に必要となる合計金額です。

1200万円のピンク色の部分を見て下さい。

65歳の時に1200万円分の投資信託を持っていて、それを年利4%で運用しながら毎月55000円ずつ取り崩しをしていくと、95歳の時点で123万円残ります。

毎月55000円、30年間で1980万円分の投資信託を取り崩したにもかかわらず123万円残るのです。

つまり、老後資金は1200万円分の投資信託だったのに、2103万円の預金をしたことと同じ効果があるという事なんです。

老後2000万円必要な人は1200万円の投資信託を保有すればよい

という事になりますね。

老後2000万円問題は、老後1200万円問題になった

と言ってもいいかもしれません。

ちなみに、老後資金が1200万円必要な我が家の場合、この4%ルールで試算すると、700万円分の投資信託で良いことが分かりました。

1000万以下になると、老後資金のハードルがぐっと下がります。

4%ルールで老後を送る落とし穴

こんなうまい話、あるわけない。

と思ったあなたは、正常です。

この4%ルールには、いくつか注意点があります。

投資信託はFXや個別株投資に比べると安全ですが、リスクがないわけではありません。

投資は投資、リターンを狙うにはリスクがつきものです。

①4%はあくまで平均、マイナスになる年もあれば、年利10%で運用できる年もある。

②投資信託を保有すると、販売手数料や信託報酬などの手数料がかかる

③利益には税金がかかる

④老後の支出の中には、一括で用意しないといけない場合(住宅リフォームなど)がある

ざっと上げただけでも4つ、細かいことをあげればもっと多くの注意点があります。

じゃ、どうすればいいのか?

基本的には、

老後資金は、投資+預金で準備すること

まずは、これを頭に入れておけば間違いありません。

リスクのとり方や投資と預金の割合などは、あなたの年齢や投資に対する考え方、リスク許容度によって変わってきます。

ですが、もしもあなたの老後があと10年以上先であれば、老後資金に投資を組み入れることはとても効率が良く、老後の金銭的不安を少しでも無くす方法だと思います。

「投資は余剰金&自己責任で!」は基本ですが、この4%ルールを一つの案として検討してみてはいかがでしょうか。

リスクのとり方や、iDeCOやNISAのお話は、また別の機会にお話ししようと思います。

※投資にはリスクがつきものです。納得した上で自己責任でお願いします。

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