先日母とお墓参りに行く途中で
老後の生活費の話になりました。
母との会話を通して、
老後を安心して暮らすヒント
を貰いました。
今回は、
老後破綻と年金の話です。
70代夫婦の年金額 ~私の両親の場合~
私の父と母は共に70代で、年金生活者です。
父は自営業者だったため国民年金のみ。
母は厚生年金と基礎年金の両方を受給しています。
夫婦2人の年金額は、おそらく毎月18万円ほど。
夫婦の年金受給額の平均が約22万円なので、平均よりも4万円ほど少ないということです。
母は、週に3回ほどパートをして、毎月5~6万円ほどの労働収入があります。
合計すると、毎月23万~24万円という計算になります。
両親の生活環境
以下、両親の生活環境を簡単に説明します。
両親の生活環境
・地方都市のベッドタウンに庭付き一戸建て(ローン完済)
・庭で野菜を栽培している(簡単な家庭菜園レベル)
・ご近所づきあいあり(野菜の物々交換)
・パートで月5~6万円の収入あり。
・貯金額は不明
土地はあるけど金は無し
というような、典型的な田舎の夫婦です。
父の趣味は読書
母の趣味は庭いじり
2人ともお金のかかる趣味は持っていません。
老後破綻を防ぐには
老後破綻とは、簡単に言えば
入って来るお金<出ていくお金
ということです。
ならば、
入って来るお金>出ていくお金
になれば、老後破綻はあり得ない
ということになります。
言うが易く、行うが難し
と思いましたか?
でも、そうやって生活している年金受給者は沢山います。
私の両親もその一例です。
夫婦二人で国民年金のみ
という夫婦は、生活費補填のための備えが必要ですが、
厚生年金の夫(妻)+国民年金の妻(夫)
であれば、年金内での生活は可能です。
ただ、老後生活に入る前に、
いくつかのポイントをクリアしている必要があります。
年金内で生活していくポイント
私の両親の基本生活費は18万以下です。
母のパート代である5~6万円は、娯楽費だそうです。
だから、将来パートができなくなることに対しては、
不安を感じていないと言っていました。
働く体力がないということは、遊ぶ体力もない
という考えだそうです。
生活費=健康で文化的な生活を維持する費用
娯楽費=心を豊かにする費用(なくても死なない)
ということです。
生活費とその他の娯楽費を分けて家計を考えることは
老後破綻を防ぐ上での大きなポイントと言えそうです。
他にも、
・持ち家がありローンを完済していること
・家の修繕費や介護費用などの最低限の貯金があること
・大病を患ったときの治療方針を決めておく
私の両親は、上記3つについてはクリアしているようです。
癌などの重大な病気を患ったときは、保険の範囲内で治療をし、
無理な延命治療はしないと決めているようです。
基本生活費以外の
「特別支出費(介護費用や家のメンテナンス費用など)」
さえ用意できていれば、
年金受給額>生活費
という構図を作ることは、そこまで難しくないのです。
そして一度この構図が出来上がってしまうと無敵です。
90歳まで生きようが、110歳まで生きようが
老後の生活は破綻しようがありません。
なんせ、「年金制度は死ぬまで貰える終身保険のようなも」のですから。
老後の生活費の出し方
老後の費用を考える時、
今の生活費から、老後の生活費を予測してみる
という方が殆どかも知れません。
私も、そうやって生活費を予測しました。
しかし、
年金受給額を調べたあと、
その年金額内で生活するには、各項目をいくらにすればよいか?
と年金額から老後の生活費をはじき出すというのも一つの手です。
そうすれば、
年金受給額>生活費
という構図が作りやすくなりそうです。
老後資金の考え方と、ダウンサイジング計画
老後の資金を計算するなんて無駄
という人もいます。
確かに、自分がいつ死ぬかが分からない以上
何もかもが予測値の老後資金計画
になるのは否めません。
それならば、
年金額内で暮らしていく練習
に注力した方が、「賢い老後計画」と言えるかもしれませんね。
今35万円の基本生活費で暮らしている人が、
いきなり15万円で生活していくのは無理な話し。
老後15万の生活をしなければいけなのであれば、
15万円+ローンと教育費=〇〇万円
の生活を今から練習しておくことです。
無駄な出費を省いて、
生活のダウンサイジング
に挑戦してみましょう。
老後が不安
から
老後が楽しみ
とあなたの考え方にも変化が出てくるかも知れません♪
将来の不安のために、今を楽しめないなんてもったいない!
この記事が誰かの心を軽くできたら嬉しいです。
繊細さわこのひとりごと
受給額 増えたときには 気力なし
~さわこのなんちゃって川柳~
年金の繰り上げ受給や繰り下げ受給を考える時は、自分の体力や気力も考慮しなければいけません。せっかく増額されても、それを使う体力や気力が残ってなければ意味がありませんからね。
ブログ村に参加しています。応援ありがとうございます。