築20年のマンションや家具のメンテナンスを始めたら
年末の掃除が進まない(-_-;)
偉そうに大掃除の記事をブログに書いたのに…。
今度は、とりあえずで用意した食器やテイストの合わない家具を買い替えたい!
そんな欲がムクムクとわいてきた。
でも、「〇〇したい」と言う欲は人間が生きていくうえでとても大切なものだと思うのです。
と正当化しておきましょう。
今回は、「人間の欲と向上心」についてのお話です。
人間の欲望には限りがない
人間の欲には限りがない。
というのは、先日天に召された瀬戸内寂聴さんのお言葉です。
正確には、
人間は、欲望を募らせる一方で足ることを忘れ、いくらでも欲しがります。手に入らない場合は、力づくで奪おうとします。お釈迦さまはそのことを嘆かれました。
とおっしゃっています。
足るを知る
これが理解できると本当に人生が楽になります。
無いものではなく、今あるものに目を向けて生きていく
と最近よく耳にするけれど、簡単なようで難しい。
私に関して言えば、以前に比べると他人と比較したりすることは減ったけど
今あるものに感謝して
と自分に言い聞かせている部分も少なからずあるのです。
恐らく…私もまだまだという事でしょう。
向上心と「もっともっと」の関係
もっと有名になりたい
もっと頭がよくなりたい
もっとお金持ちになりたい
もっとモテたい
もっともっと、が好きな人間…。
もっともっと、は悪い事ではないと思います。
ただ、行き過ぎると辛くなるのです。
もっともっと、が無ければ人は成長しないでしょう。
もっともっと、と向上心、その境目はどこなんだろう。
そんなことが頭をよぎりました。
出した答えは…
人と比べてもっともっと、は辛くなる
過去や今の自分と比べてもっともっと、は成長できる
こんなことくらいしか思いつきませんでした。
ライバルは自分!なんて言葉を時折耳にしますが…
ライバルは自分だけ、と思えるもんなら思いたいさ、誰だって…
何ていうのは、誰の声?
生きることが少しでも楽になるように
日々の生活に制限をつけてしまうと、とても窮屈な毎日を過ごすことになります。
目標を設定するのは良いけれど、〇〇しなければならいと思ったとたん心が重くなった経験はないですか?
いつも時間に追われている人、常に何かを考えている人、真面目な人は
やることリスト
ではなく
やらないことリスト
を作ったら良いそうですよ。
私の友人は平日の仕事と育児の両立を諦めて、親以外ができる子供の世話はシッターさんに丸投げしています。
平日は仕事に集中し、その分週末は思いっきり子供と遊ぶそうです。
初めは自分の理想とする社会人像や母親像を持っていたそうですが、早い段階で諦めたとのこと。
全部手に入れようとしたら自分が壊れる、と思った末の決断だそうです。
お迎えの時間に間に合うように仕事を片付けなければならない
帰ったら食事の用意をしなければならない
食事を食べさせたら寝かしつけて、その後部屋を片付けなければならない
ねばならない、ねばならない、のオンパレード…な生活から
平日は家事と子供の世話はやらない
やらない、やらない、の生活へシフトチェンジ。
やらないと決めたら、心も体も軽くなったそうです。
そんな彼女の潔さと勇気に私はちょっぴり感動しました。
彼女を擁護するわけではないですが、お子さんは良い子にすくすく育っています。
それは、手はかけずとも愛情はかけているからでしょう。
全部手に入れるために全力で取り組める人は良いけれど、女も40歳を過ぎると自分の能力や体力はおよそ把握できるようになるもの。
あの人にはできても、私にはムリだ
と潔く諦めることも必要なのだと思うのです。
何でもすぐに放り出してしまうのは良くないけれど、
いい意味で諦めが良いというのは、生きるセンスがある人なんじゃないか
なんて、彼女を見て思っています。
がむしゃらに頑張るのはもうやーめた!
なんて言ったら、人生の先輩方に怒られるでしょうか…(笑)
でも、私の人生は私のもので、あなたの人生はあなたのもの。
それぞれの人生の舞台に主役は一人しか要らないですよね。
繊細さわこのひとりごと
ただ悪い1日なだけさ、悪い人生ってわけじゃないよ
~ジョニー・デップ~
嫌なことがあっても、嫌な人生ではないという事です。ただその日1日が嫌な日という事が分かれば、明日はきっといい日がやって来る…